Raclette ラクレットを知ろう

ラクレットって?

ラクレットは「削る」という意味。
ラクレットの塊を半分にカット、その断面を暖炉の火にかざしてトロ~リ溶けたところを削り、
じゃがいもにかけて食べる方法に由来しています。
スイス南部のヴァレー地方から生まれた調理法と言われ、今ではスイス全土とアルプス山脈界隈の定番。
スイスでは、ラクレット専用のミニフライパンがセットになったラクレットオーブンが一般家庭にも普及し、
家族の団らんや友人のおもてなしに大活躍です。

ラクレットチーズは
歴史ある硬めチーズ

料理名であり、その料理に使われる
チーズ名でもあるラクレット。
独特の香りが生まれる製法と歴史をご紹介します。

ラクレットチーズができるまで

Step1

新鮮な牛乳から水分を抜く

搾乳したての新鮮な牛乳に熱を入れ、スターターと呼ばれる乳酸菌を投入。さらに乳を固める酵素を入れて、カードと呼ばれる塊にします。このカードを細かくカットし、固形分と水分を分離。そこにお湯を足して、乳糖成分を抜く「デザクトザージュ」を行います。すると、カードの中に乳糖は残らず、しかし水分がまだほどよく残るシットリとした状態に。

Step2

塩水で洗いながら熟成

まだ鮮度の高いチーズの原型を型枠に詰めてから何度もプレスしたのち、塩水に1日ほど漬けます。そして、チーズ専用の熟成庫へ。湿度の高い環境のなか、塩水で表面のブラッシングを随時行いながらチーズの熟成を促します。すると次第に表皮はオレンジ色へと変わり、ラクレットらしい独特の風味が育つのです。

History of Raclette ラクレットの歴史
19世紀末に書かれたスイスの児童文学『アルプスの少女ハイジ』にて、ハイジがおじいさんの家で溶かして食べていたチーズこそがラクレット。12世紀には、山岳地帯で活躍する羊飼いたちのエネルギー源として重宝されていました。20世紀に入ってから ようやく農村地帯へと伝わり、スイスを代表する食となったのです。

製品紹介

スイスムーのラクレットを
おうちで楽しむポイント

プレーン、パプリカ入り、グリーンペッパー入りと3種が揃う、
スイスムーのラクレットはスライス状で使いやすいのが特長です。